自分の可能性を見つける
数秘が表すのは「人生の傾向」や「生まれ持った才能」です。
多くの人は自分でも気づかないうちに社会に合わせた仮面を被っており、その自分を「本当の自分」だと信じ込んでいます。
しかし、本当の自分の才能は別にあり、それを見つけるきっかけとなるのが「数秘」です。
他の人の知らない一面を知る
数秘が読めるようになると、自分のことはもちろん、人の傾向や質を知ることで、他人への理解が深まります。人は育ってきた環境や社会的な立場の影響があると、本当の自分を隠してしまい、誤解を生んでしまうことがあります。
しかし数秘を知ることで、その人が持っている本来の性格を知り、理解し、円滑な人間関係を築けるようになるのです。また数秘を他の誰かと一緒に学ぶと、人を知るツールになるので、ちょっとしたコミュニティのような関係性が生まれます。お互いに知り合うことで、数秘をより深く理解できるようになるでしょう。
私が数秘を教えているのも「広めなければ」という使命感などではなく、この分かち合いたいという気持ちの方が強くあります。ぜひ数秘を通して、あなたのことも他の誰かのことも教えてください。
数秘(ヌメロロジー)とは
数秘(ヌメロロジー)は数をエネルギーとして捉え、人への理解を深めていくワークです。
数秘術、または数秘学とも呼ばれ、だんだん日本にも浸透しつつあります。
BC14~15世紀頃のヘブライの神秘学カバラが起源とされていますが、数字をエネルギーとして捉えるという試みは、世界各地でなされており、厳密な起源となるとハッキリしません。
現在、広く知られてる数秘は、BC6世紀 ギリシャの哲学者ピュタゴラスが基礎をまとめたとされており、その概念は多くの分野に影響を及ぼしました。18世紀初頭ピュタゴラス派に伝わる数秘が欧米に紹介されて以来、多くの研究家が独自の見解を加えて発展させています。
現在、広まっている数秘の解釈は、アメリカで“西洋数秘術の母”と呼ばれたL・ダウ・バリエッタ夫人が、1908年にまとめた著書「数の哲学」が元になっているケースが多いです。
軌道数について
数秘の基本「軌道数」にまずは触れてみてください。
軌道数の出し方は、生年月日の年/月/日を足していきます。
一桁の数になるまで足します。
[例]1998年11月28日生まれの場合
1 + 9 + 9 + 8 + 1 + 1 + 2 + 8 = 39
⇒ 3 + 9 = 12
⇒ 1 + 2 = 3
軌道数は「3」です。
それぞれの軌道数にどのような意味があるのか、以下で解説します。
1
軌道数 1
人生の課題:自立、自信、革新/独創性、自分自身であること、イノベーション
良くも悪くも「猪突猛進」の傾向があり、素晴らしいリーダーシップを発揮できる人が多くいます。シャープで強い決断力と実行力がある一方、自分の興味が向かない事は全く視野に入らないという、極端な視野の狭さも持ち合わせています。
2
軌道数 2
人生の課題:繊細さ、共鳴、平和、協調、受け入れ応答していくこと、感情/感覚
大人しく穏やかな印象の人が多いのですが、ここぞという時には強いパワーを発揮して周囲を驚かせます。相互関係の中で力が出るタイプなので、柔軟性の高い関わり方が身につくと、持ち前の協調性がよりパワフルな形で活かされます。
3
軌道数 3
人生の課題:喜び、楽しみ、創造性、表現していくこと、軽さ、明るさ
人の注目を引くために外をよく見せようとはせず、どこまでも自分自身が楽しく心から表現することを許していくと、ちょっとおかしな事をしても許される傾向があります。人によっては40代後半辺りから、急に精神世界へ興味が出たりします。
4
軌道数 4
人生の課題:現実、安心感/安全性、仕事/実務、身体、形を成していくこと、自然
仕事に強いこだわりを持ってる人が多く、休みを取ることが下手だったりします。生活の中に安心感を得ることが大切なので、自然の中にいる事、植物や土と戯れる事、身体に関する事などを通して、時々「しっかり」とくつろぐ必要があります。
5
軌道数 5
人生の課題:自由、自発性、バイタリティ、瞬間から瞬間へ、冒険、危険を冒す
台風のように周りを渦の中心へと巻き込む力があるので、人の注目を集めるキーパーソンになったりします。ただ自発的にエネルギーを活かせるようになるまでには、恐怖から必要以上に自分を萎縮させてしまう傾向があります。
6
軌道数 6
人生の課題:無条件の愛、美、責任、家族、人情、ハートの真実に従うこと
義理人情に厚く、周りからは信頼を寄せられる人が多いのですが、人間関係も恋愛も家族も、全ての関係性を大切にしようとして、一人で重く深刻になる傾向があります。あまり自己責任には囚われず、自分の心から正直に行動することを覚えましょう。
7
軌道数 7
人生の課題:知性、独りあること、瞑想、探求、知識と知恵の違いを学ぶ
孤独(ロンリネス)と独りあること(アロンネス)の違いを知るまでは、パーティー好きだったりして孤独を避けたがる傾向があります。学びを愛する人が多いのですが人生を生きる神秘と捉えて、ラベルが貼れなくても構わないんだという余裕を残しておく事が大切です。
8
軌道数 8
人生の課題:コントロール、バランス、願望実現、組織/権力、お金、ステータス
経営者やオーガナイザーなど、お金や人を集めて豊かさを構築するパワフルなタイプです。内的バランスが崩れると、ガチガチにコントロールしようとするか、他のパワーの犠牲者になってしまうか、どちらか極端に偏ってしまう傾向があります。
9
軌道数 9
人生の課題:慈悲、手放し(Let go)、共感、信頼、大いなる存在の一部と感じること
少し現実離れした、独自のキャラを持っている人が多いです。理想主義者の一面を持つので、自分の世界観が強まりすぎると、誰1人ついてこれなくなる傾向があります。まず目の前の現実を丸ごと信頼するところから始める必要があります。